2015年9月13日日曜日

右と左の運命

経験したことのない雨・・・・・
専門家の先生達が様々な意見を述べられていますが
「想定外の雨量」は一致されています。


<河川の設計>
 過去の降雨量を参考にして流量を決めますが、
 最近の降雨量は自然環境や気象変化に伴い
 設計降雨強度(一時間当たり降水量)、降雨時間ともに、
 はるかに大きく長い雨になっているのです
 
 
 
  100mの決壊でこの被害・・・(水の逃げ場がなく住宅地が遊水池になってしまいました)




       河川堤防で両岸同時に決壊することはほとんどありません。
       右岸、左岸で明暗分かれました。



<被害面積>

1km x 1km で 25個の面積が水につかりました。(25km2)
東京ドーム (約47000m2) の530個分の面積です。

平均水没水深を2.0mとすると5000万t が居住地に
貯水されたことになります。



<決壊部分からの想定>

決壊幅   80 m
推定水深   3 m
推定流速   3 m   毎秒700tの濁水が流れこんだと思われます。

ちなみに 
黒部第4ダムの貯水量は2億トン、観光用放流は 10t以上/秒 だそうです。


<どなたかシュミレーションしてください>

もし決壊してなければ、下流で越流していた可能性はないのでしょうか?
あったとしたら、どの箇所で、どの町に影響があったのでしょうか。

上流を整備すると影響は下流へと引き継がれます。

決して他山の火事、他川の水害ではなく
明日は我が身になりかねない気象の変化が見られる昨今です。

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